中国と日本、経済における文化意識差異
共同体社会を支える儒教文化の意識が現代の中国人と日本人の中に依然として存在している。しかし、その表現は異なることが多い。商売をするとき、中国人と日本人は時々そうした表現と商売上のルールの違いにより、誤解を引き起こし、甚だしい場合は両方とも「騙された」と感じることもある。
○「親」は無料か安く、「疎」は高く
日本人の意識では、商品価格は市場相場や政府が決めた価格で、勝手に上げたり下げたりすることは出来ないと考えている。日本人は原則的に市場相場で決まった価格によって商売をしている。つまり、誰に売っても相場に従うのが普通である。また、品質とメーカー、ブランドによって価格が違うが、ユーザーの予算に応じた商品を紹介する。
中国人は市場や相場を参考にしているが、個人が決めるのが普通である。多くの場合は人によって値段が違うのである。相手が親戚や友人または特殊な関係にある人なら、元金も惜しまず安く売ったり、無料で贈ったりするが、相手がよその人なら、市場価格より高い値段で売り、安く売った損失を補う。
日本人の感覚では、市場価格よりも高く売ることは「騙し取る」と同じである。しかし、同じ日本人でも仲良く付き合う親しい友人、中国人のよく言う「老朋友」になれば安く売ることになる。
日本の店ではいつも「毎度」という挨拶が聞こえるが、それは日本人が商売を一回だけの事と思っていない現れである。人口の少ない日本では商売は循環性の事業で、一人につき何回も自分の店を利用して貰いたいと思う(お馴染みさん)。だから、末永くお客さんと付き合っていくことは、日本人の商売の「ルール」となっている。
人口の多い中国では出来るだけ多くのお客さんに、出来るだけ高い値段で売りつけた方が良いと思っている人が多い。十三億の人口の百分の一ぐらいに、一人に一回だけ騙せたら大儲けになる。また、国土が広いので人を騙してばれた場合、また、遠くまで逃げて新しく始めることが出来ると考える。国土が広いと、どこに行っても知ってる人とバッタリ会うことはめったに無い。他人より、自分の知っている人の範囲内で「信用と名誉」を立てることさえ出来れば、他に搾り取る相手がいっぱい居るから安心しているのである。
中国人の考え方では、自分にとって親しい関係にある人の数は、中国全土の知らない人(他人)より、比べのもにならない程少ない。だから、親戚や友人に安くしてあげても、大した損失にはならないし、親しい人間関係を作ることによって、いつかは自分にも利益をもたらすことを計算している。
「兎は巣の回りの草を食べない」と言う諺もそういう実用主義的な考えを反映している。そういった意識は中国人の意識の深層にあるように思われる。
○「親」は無料か安く、「疎」は高く
日本人の意識では、商品価格は市場相場や政府が決めた価格で、勝手に上げたり下げたりすることは出来ないと考えている。日本人は原則的に市場相場で決まった価格によって商売をしている。つまり、誰に売っても相場に従うのが普通である。また、品質とメーカー、ブランドによって価格が違うが、ユーザーの予算に応じた商品を紹介する。
中国人は市場や相場を参考にしているが、個人が決めるのが普通である。多くの場合は人によって値段が違うのである。相手が親戚や友人または特殊な関係にある人なら、元金も惜しまず安く売ったり、無料で贈ったりするが、相手がよその人なら、市場価格より高い値段で売り、安く売った損失を補う。
日本人の感覚では、市場価格よりも高く売ることは「騙し取る」と同じである。しかし、同じ日本人でも仲良く付き合う親しい友人、中国人のよく言う「老朋友」になれば安く売ることになる。
日本の店ではいつも「毎度」という挨拶が聞こえるが、それは日本人が商売を一回だけの事と思っていない現れである。人口の少ない日本では商売は循環性の事業で、一人につき何回も自分の店を利用して貰いたいと思う(お馴染みさん)。だから、末永くお客さんと付き合っていくことは、日本人の商売の「ルール」となっている。
人口の多い中国では出来るだけ多くのお客さんに、出来るだけ高い値段で売りつけた方が良いと思っている人が多い。十三億の人口の百分の一ぐらいに、一人に一回だけ騙せたら大儲けになる。また、国土が広いので人を騙してばれた場合、また、遠くまで逃げて新しく始めることが出来ると考える。国土が広いと、どこに行っても知ってる人とバッタリ会うことはめったに無い。他人より、自分の知っている人の範囲内で「信用と名誉」を立てることさえ出来れば、他に搾り取る相手がいっぱい居るから安心しているのである。
中国人の考え方では、自分にとって親しい関係にある人の数は、中国全土の知らない人(他人)より、比べのもにならない程少ない。だから、親戚や友人に安くしてあげても、大した損失にはならないし、親しい人間関係を作ることによって、いつかは自分にも利益をもたらすことを計算している。
「兎は巣の回りの草を食べない」と言う諺もそういう実用主義的な考えを反映している。そういった意識は中国人の意識の深層にあるように思われる。
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