中国から見た中国と日本の違い

トップページ中国と日本、人間関係の文化差異中国と日本、先輩と後輩

中国と日本、人間関係の文化差異

 日本では新入社員は、会議のときなどは末席に座り、意見を求められないかぎりあまり発言しない。後輩だからどんな場合でも後ろに立ち、先輩の指示を受けるだけである。中国人も会議の時に末席に座る人がいるが、それは単なる性格上の問題で、「先輩」、「後輩」の束縛とは関係ない。

 日本語の先輩、後輩は中国語の「前輩」、「後輩」とは意味が違う。中国人が言っている「輩」は年齢の差を言っている。「革命老前輩」は大体八十歳以上で戦争を経験した人達のことを指す。日本では「先輩」は年齢と関係なく、たとえ年下でも先に入ったら「先輩」になる・日本に滞在する中国人は、その仕来たりが理解できないで、年下の日本人に馬鹿にされたと思うかもしれないが、それは「先輩」が「後輩」に対する態度である。

 中国人には先輩・後輩の意識はないが、「集団」意識がある。日本人には「血縁関係」とか「地縁関係」と言えば理解できると思う。

 中国は人口が多いので、「年功序列」に従って待っていられないのである。中国人は政治に関する討論を良くする。そして、会議でも中国の人々は積極的に発言する。しかし、その内容は自分の言うことよりも、自分がこれほど積極的だということをアピールするための発言が多い。時には会議で大論争となることもある。日本人からみれば、後輩のくせに先輩の意見を聞き入れないのが不思議に思うかもしれないが、一旦譲ってしまったら自分の間違いを認めたことになり、無能だと思われてしまうと不利になるので、自分の意見を退けることはほとんど無い。

 権力のある人の前では中国人も謙譲の態度がある。その場合、積極的に発言するのは上司に協力する意思があるからである。

 ある日本の私立中学校の英語クラブに中国から留学した新入生が入ってきた。それまでは日本の先輩・後輩の仕来たりに沿ってクラブはうまくやってきた。部長はみんなに尊敬され、先輩も先輩らしく、新入生も新入生らしく振舞っていたが、中国人メンバーが入り文化摩擦が起こった。

 日本の仕来たりでは、新入生は先輩の「助手」でしかない。特別な表現があってはいけない。しかし、中国ではそんな仕来たりはなく、「八仙が海渡り、各々自分の能を現す」と主張しているので、中国の新入生は英語クラブに入り積極的に頑張り、何かとクラブのために貢献しようとしていたが、そのことが目立ち過ぎてしまい、周りから全然認められなかった。

 その原因は、やはり日本の生徒は先輩・後輩の仕来たりで、先輩と後輩の序列を守っていたが、中国人の生徒はそれを知らないで、自分なりに頑張っているうちに、先輩と後輩の序列の枠を知らぬ間に越えてしまったためだと思う。

トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. 河南省 ウップン晴らし室で校長ボコボコ  [ 河南省、中国河南省なんでも情報 ]   2007年10月07日 11:32
 河南省鄭州市の第39中学はこのほど、ストレスいっぱいの若手教師向けに「ウップ...
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
再検索はこちらから
Google
お気に入り
カテゴリ
中国Links
ランキング
リンク