中国から見た中国と日本の違い

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衣・食・住からみた日本人の「和洋折衷」王鉄橋教授

中国人の見た日本

日本に留学中、新聞をめくってみるのが毎日の日課であった。
ほとんどいっていいほど新聞の広告欄やチラシに「分譲発売中」という住宅公告があった。その公告に載っているある家の間取りを見れば、ほとんど洋室と和室の組み合わせであった。住宅に限らず、旅先の宿にも、洋式のホテルもあれば、和風の旅館もある。食事は和食も出れば、洋食も出る。また中華料理も出てくる。日本人の服を見れば、普段着も背広も着物もよく見られる。このように考えてくると、日本人の生活には「洋室」「ホテル」「洋食」「洋服」と言った外来の物や、「和室」「旅館」「和食」「着物」のような伝統的な物もあり、日本人はどちらにも慣れ親しんでいるように見える。中国の「西洋式」1色の傾向とは異なった風情を見せている。

 この現象について中国人同士で議論してみたところ、「日本人は何でも学び、何でもまねをして作っているので、日本文化と言っても外来分化ほとんど抵抗なしに、そのまま受け入れてそれと同居している」と言う日本文化の受容性を絶対化した見方がある。そういった見方に、私は一概に反対するわけではないが、どうもこれだけでは、日本人と日本社会の現象を適切に説明する事ができないところがあるような気がする。

 たとえば、なぜ、日本人の生活で合理性の強い洋式が一般化しているのか。又同時に、なぜ、和服、洋食、和室なども代々受け継がれて、現在でも多く使われているのか(将来でも使われて行きそうである)。なぜ、日本文化は和洋折衷の物が多くあるのに対して、全く「洋」に取って代わる物が少ないのであろうか。

 それを理解するには、日本社会と日本人の生活が西洋文明に推し進められて、近代化した歴史と、日本人の国民性を考察しなければならないと思う。
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