中国から見た中国と日本の違い

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衣・食・住からみた日本人の「和洋折衷」王鉄橋教授

国民性による日本人の思考方法について、中村は『東洋人の思惟方法』で日本人の思考方法は現実容認の思惟方法だと述べてある。それで、その思惟方法から折衷主義的思考と個別主義的思考という二つの独特な思考態度を生み出し、かつ育て上げる事となったのであると思われる。

 そういった国民性(民族性)や思考方法によって、日本人は自身の住む環境に適した生活様式を保ちながら、優位にある外来文化に対する容認から、それとの調和・折衷を通して独特な生活文化を形成していったのである。

 前項の歴史的・論説的考察をまとめて考えれば、現在日本人の衣・食・住の文化は、実は伝統を実用的に外来文化と調和させて。特に西洋文化と密着して関連して来たことが分かる。つまり、「草木を愛し自然を喜ぶ」「淡白瀟洒」が好きで、祖先を尊しとする伝統性によって、日本伝統的な衣・食・住の生活様式を堅持して気ながら、現実を尊重し、「現世的・実際的」な素質や折衷的・個別的思考態度があるから、外来文化を容認して、日本という国の特殊性(個性)に即して受け入れたのではなかろうか。

 このように見れば、日本人は「何でも学ぶ」「何でもまねする」のではなく、自分に良いものを学んで、自分の実情に合うように作り変えるのであり、消極的な受容ではなく、積極的な創造が文化の受容過程を貫いているのではないかと、私は思う。

 日本でよく見られる「和洋折衷」や「和魂洋才」や「和魂漢才」などの言葉は、日本人の国民性の一面を反映すると共に、日本を一歩一歩、近代化に導いた精神文化ではなかろうか。
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