ご挨拶(前書き)
ある偶然から中国で限定出版された「中日文化意識比較研究」という本を入手することができました。(主編:王鉄橋、主編訳:呂海芳)
仕事の関係で中国と関わりがあり、日本のマスコミで報道されている中国と、僕が実際に肌で感じる中国に、微妙な温度差があるのを感じていました。
そんな「温度差」は、今でも感じています。
そして、今回「中日文化意識比較研究」をベースに、ブログを立ち上げてみようと思い立った次第です。
基本的にブログ内の各記事は「中日文化意識比較研究」からの引用ですが、内容が変わらない範囲で、できるだけ噛み砕いた表現に変更しています。
以下は「中日文化意識比較研究」の前書きからの引用です。
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中国と日本の関係は近くて遠いとよく言われています。
中国と日本の文化は似通っているが違っており、両国の人達はお互いによく知っているようですが、良く分かっていません。
経済的に頻繁にやり取りをする裏に、政治的不信感を抱いているなど、近年の中国と日本の関係は摩擦や不信感が深まる傾向が見られます。
しかし、中国と日本両国の関係悪化は両国の各方面に不利益なのはいうまでもない事実です。
極端に言えば中国と日本両国民の災難につながるとも言えます。
このような不信感や、それによる摩擦などが生じた原因はいろいろありますが、お互いに知り合わない、相手国の歴史や社会・文化などが分からないことが、重要な原因の一つだと思います。
中国と日本の関係を正確に把握し、推進するためには、客観的・理性的な目で相手国を考察し、見つめなければなりません。
中国と日本両国の摩擦が頻発するのは、知日派の有識者&知中派の有識者が少ないことを物語っていると思われます。
21世紀に入った中国と日本両国、現在ほど相互理解・相互交流が必要な時期はないと思われます。
「世世代代友好していこう」決意を固め、相手国の経済(GNP)だけでなく、もっと大事なことは相手が何を考えているのか、なぜそのように考えているのか、また、なぜ相手の考えがわれわれと違うのかを真剣に検討しなければなりません。
真の友好は相手の「こころ」を理解することが、基本的に必要となります。
その意味で、中国と日本それぞれの国や民族の文化、とくにその民族の文化深層構造と基本的な価値観を理解することが必要となります。
どんな民族でもその性格に、良いとも悪いとも言えない「原始的な要素」があります。
このような要素は、一定の条件がそろえばプラスに成長していけますが、別の条件のもとではマイナスの方向に転落していく可能性もあります。
私達はそれらのことを十分に認識した上で、プラスの方向に誘導し、マイナスの傾向を少しでも抑えるように働きかけ、中国と日本の草の根交流を推進しお互いに相手に謙虚な態度で学び、できるだけ多くの中国と日本の関係に関する有識者を養成し、中国と日本の関係を自覚的に把握していけば、中国と日本両国の協力的友好関係が、拓かれていくようになると思われます。
本書(本ブログ)は、そういう期待をこめて編纂したものです。
本書(本ブログ)により、少しでも、中国と日本の相互理解に役に立てれば幸いです。





