中国から見た中国と日本の違い


中国と日本、食生活の相違

 われわれの食生活は、人類生存の第一欲求として最も自然環境に委ねられている。

 中国は大陸国家なので、地形が多様で複雑、世界一高い山があれば、海面よりも低い盆地もある。石だらけのはげ山も、世界有数の大砂漠もあり、中国西部地域は干ばつが頻発し、東南部ではしょっちゅう洪水に見舞われる、このように、中国の生態環境と生活条件は地域によってかなり異なっている。

 中国沿岸地域は農業と漁業の両方を兼ねることができるが、内陸地の人々は、わずかな淡水魚と、畑で農産物を作るよりほかには、食料を確保できないのが現実だ。

 そして、中国全体的に見れば未だに生態環境はあまり良くないといえる。

 中国人にとって何よりも願うことは、食料に困らない生活、毎日の食事が保障されるとそれで幸せだと、歴史的に価値付けられていった。

 そんな影響で、親しい者同士の日常の挨拶は今でも、「吃飯了喝?(ご飯はもう食べましたか)」と相手を気遣い声をかけあう。現在は西洋の挨拶習慣の影響で、都市部の人達は「にぃはーぅ」と言うようになっているが、農村部ではまだ殆どの人が「吃飯了喝?(ご飯はもう食べましたか)」と挨拶をする。

 中国に比べれば、日本は比較的自然環境に恵まれている。

 山からの恵み、海からの恵み、空からの恵み。日本は土が肥沃で、気候も中国に比べると温暖で雨が多く、農作物が良く育つ。

 中国と違い日本での生態諸条件で、生活に大きな影響があるのは天候である。だから日本人はあいさつ言葉で「良いお天気ですね」とか「雨が降りそうですね」とか良く言う。

 中国では洪水や旱魃に見舞われることが多々ある。そのときには餓死した人々がいたるところで見られる。食べ物が何もないときは、草でも木の皮でも食べられそうなものなら何でも食べてしまい、いつも新しい食べられるものを捜すことを、余儀なくされる
現実があろる。

 中国の長い歴史の過程で、もちろん社会的原因もあるが、食べ物の種類がどんどん拡大してきた。現在「中国人は地上を走る動物なら何でも食べる」といわれるほどである。

 日本人が目を白黒させるのは、中国の多くの人が犬の肉を食べること。中国南部地方ではネズミや蛇なども食べる。また、現在では「サソリ」や「セミ」、「蚕の蛆」などの昆虫類も、高級料理として食卓にあがることなどだろう。

管理人:日本でも「イナゴ」、「蜂の子」などは、今でも一部で珍重されているようですね。

 
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